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Wikiのパーティショニングの項目に書かれている
“警告: ブートローダのための領域を残しておくことを忘れないで下さい。MBR や GRUB-Legacy では問題になりませんでしたが、最近のパーティションスキームでは特別な、小さなパーティションが必要になることがあります。”
とは具体的にどのような場合を指しているのでしょうか。また、特別な小さなパーティションとはどのようなパーティションのことでしょうか。
archlinuxに限らず、Linux系OSはパーティションを切るときにboot領域を作成することになると思います。(大抵のLinux系OSでは自動作成されますが)
小さなパーティションはこの「boot領域(/boot)」のことを指しているのだと思います。
Grub(Grubに限らすBootローダー)、Kernel、Kernelのバックアップが保管されます。また、確保容量がおおむね512MBが基準で「小さな領域」に該当するのではないかと思います。
最初にBoot領域を作っておけば残った領域をSWAP領域、データ領域、にしてLinuxのインストールを開始すれば問題ないと思います。
逆に先にデータ領域を作ってしまい、その際、HDDやSDDの容量をすべてデータ領域に割り当ててしまったら、OSを起動させることができませんよ。
ということではないかと思うのです。
※私もいまだにど素人領域から抜け出せていませんので、「それは違うよ」って思った方は容赦なくご指摘ください。m(_._)m
編集者 underodig (2018-10-05 23:45:01)
オフライン
ご回答ありがとうございます。
とても分かりやすく、理解することができました。
通りすがりですが自分は BIOS boot partition のことかなと思いました。
GRUBは/boot/grubなどのパーティション上のファイルシステムを経由した部分以外にも、パーティションの外側の隙間の部分を利用して動作しています。
BIOS(非UEFI)+MBR/msdos(非GPT)の組み合わせの場合、特に意識しなくても自然とその隙間の部分が存在するため問題にはなりません。
ところがBIOS(非UEFI)+GPT(非MBR/msdos)の組み合わせの環境だとGRUBが利用するその隙間の部分が無い/足りないため、その部分のスペースをユーザーが確保してあげる必要が有ります。
そのスペースのためのパーティションが BIOS boot partition です。
ちなみにこのスペースはパーティション外の隙間の部分の代替なのでファイルシステムを作ったりする必要はありません。
というか作ったりしてしまうとGRUBが壊れる可能性が有ります。
ただ領域だけ確保してパーティションテーブルのタイプでBIOS boot partitionを指定してあげればOKです。
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